From:品川隼人
ヨガのレッスンでは
毎回最後に短い瞑想をしています。
5分ほど横になって、
ただ目を閉じて、
心を「無」にする時間です。
雑念を捨てて、
何も考えないことさえも
考えない状態へと
導いて行きます。
そもそもヨガの世界で
なぜ瞑想が始まったのかというと、
それは”自己犠牲”になります。
ヨガの歴史の話をすると、
元々、豊作や大漁を
祈願、感謝するために
おこなっていた祈祷の儀式で、
収穫した小麦の種子や花などを
火に焚べて
その煙を天に昇らせることで、
信仰している神様に
伝えるということをしていました。
それを、
アウターナル・サクリファイス
外的いけにえ、と言います。
そこから、
自分の外側の事象で
いけにえを捧げていたのです。
そこから自分自身を捧げる
という意味で、
自分の内観をし始めるようになります。
自分自身を見つめ直すことで、
自分の価値観を犠牲にして、
いけにえにするという考え方です。
少し無理がありますが、
それもまたヨガのルーツである
インド文化らしいなと思います。
つまり、
種や花を燃やしていた
外的いけにえから、
自分自身の価値観を犠牲にする
内的いけにえに移行しました。
それがヨガの瞑想の始まりです。
ヨガには
八支則(はっしそく)という
考え方があります。
ヨガの目的である、
三昧、悟りに至るためのプロセスを
わかりやすくまとめたものです。
詳しく書くと、、、
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①ヤマ(禁戒)
②ニヤマ(勧戒)
③アーサナ(座法)
④プラーナヤーマ(調気法)
⑤プラティヤハーラ(制感)
⑥ダーラナ(集中)
⑦ディヤーナ(瞑想)
⑧サマーディ(三昧、悟り)
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この8段階です。
⑦の瞑想に至るには、
このプロセスを経ていきます。
特に注目すべきは、
最初に禁戒という
NGな行為があるという点です。
さらに、⑦瞑想の前には
制感と集中が入っています。
つまり、外側からの刺激や感覚を
一切遮断して、
その上で自分自身の
内側の感覚に意識を向けて
集中していくというものです。
そうすることで、
初めて瞑想をすることが出来ます。
そしてこの度、
ヨガ教室のホームページが
新しく完成したので、
体が固くて、運動を始めたい人は
一度ご連絡ください。
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