From:品川隼人
昨日は1日
整体院のお休みを頂いて、
阿佐ヶ谷で映画を見て来ました。
『荒野に希望の灯をともす』という
中村哲さんという医師の方の
ドキュメンタリー映画です。
あなたもご存知かもしれませんが、
中村医師の功績は、
死してなお現在も
65万人の命を救い続けている
というもので、
22年間の映像記録を
1時間半にまとめたものでした。
昔からデカい映画館で上映している様な
観客動員数がものすごく多い映画ではなく、
小っちゃくて、
街の映画館でやっている様な
ミニシアター系の
映画がで好きなんです。
以前からずっと見に行きたかったのですが、
なんせ阿佐ヶ谷の
そこの映画館でしか上映していなくて、
しかも、朝10:30から
1日1回しか上映していないというので、
なかなかタイミングが合わずに
やっと見に行けたんです。
映画の感想を一言で言うと、
ただただ感服でした。
さっきお伝えした通り、
中村先生は元々、
医師としてパキスタンやアフガニスタンで
活動していました。
現地に行けば、
無医村という医師のいない村々を中心に
回っていたことで、
どこに行っても引くて数多です。
あそこの村に医師がいるという
風のウワサを聞きつけて、
我が子を抱きながら、
数日かけて歩いてくる方もいるそう。
しかし、あまりにも人数が多いため
1日の診療患者数も限界があり、
診察を待っている間に
その母親の胸の中で
我が子が息絶えるという、
日本では考えられないような
状況にもなっていたそうです。
言葉になりません、、、
そして、中村医師は
村々に病院を建設していきますが、
それでは根本的な
解決になっていないと、、、。
結局のところ、
村の住民たちが
病気になってしまう原因は、
干ばつによって田畑が干上がってしまい、
食料がないことによる
栄養不足が最大の問題だと
結論付けます。
そして、何をしたのかといえば、
医師として診察をすることを
全てスタッフに任せて、
干上がった砂漠に
水を引き入れるために、
用水路を建設し始めるんです。
土木の知識なんて
何一つ無いにも関わらず、
大河から分岐させて
河川を作り出す技術を
独学で学び、
水害が起きても
村の人たち自身で再建ができる様に、
現地の道具や材料を用いて、
それらの用水路を作り出しました。
長い時は着工し始めてから
用水路が完成するまでに
丸9年掛かったものもあり、
その結果、アフガニスタンの国民の
65万人が生きながらえているというのです。
なんだか、衝撃的な内容でした。
そして、2019年に
その活動に反対しているであろう
勢力からの銃撃を受けて、
中村医師とその仲間のスタッフさんが
5名亡くなられたそうです。
しかしながら、現地では今も、
中村医師の確立した用水路を
作り出す方式が村々へと受け継がれて、
国民の命の水とされているそうです。
映画自体は1時間半でしたが
胸に込み上げてくるものがあり、
あっという間に感じました。
ぜひ機会があれば、
この映画を見に行ってください。
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