From:品川隼人
昨日は内海式精神構造分析法、
通称、内海式精神セッションの、
最初の2ステップの内容を
お伝えしました。
今日はその次の
ジレンマ考察の解説です。

深層心理は氷山の図で言う、
水面よりも下側の
目に見えないところを指します。
そして、世間一般での認識と異なり、
内海式精神セッションでの
表層心理と深層心理の定義は、
先ほどの画像の通りです。
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3.ジレンマ考察
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3番目のワークでおこなう
ジレンマ考察の、”ジレンマ”とは、
「二律背反」を意味する言葉です。
同じ人に対して表層心理では、
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・好きだけど嫌い…
・ムカつくけど認められたい…
・かまって欲しいけど鬱陶しい…
・一人になりたいけど誰かと居たい…
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このように思っているというのは、
何となく想像ができると思います。
しかし、深層心理においては、
さらに多くて様々な感情が
複雑に絡み合っています。
理解しやすいように、
実際に僕を題材にした、
ジレンマ考察の
参考資料をご覧ください。

これはまだ一部であって、
これ以外にもたくさんの感情や思いが、
深層心理には隠されています。
よく例えるもので言えば、
表層心理は旧型のパソコンで、
深層心理は最新式のAIパソコン
という感じです。
表層心理の旧型パソコンが
1の情報を処理している間に、
深層心理の最新式AIパソコンは
100も200もそれ以上の
無数の情報を処理出来てしまいます。
表層心理に比べて格段に高性能で
様々な感情や思い、解釈を
秘めているんですね。
そしてジレンマ考察は、
具体的に下記の手順を
踏んでおこないます。
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<ジレンマ考察の手順>
①キーパーソンを5,6人決める
②実際に思っていることを表に書き出す
③それを反転させた解釈をたくさん書き出す
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①
家系図の中から※※姓に変わります※※さんに、
大きな影響を与えたであろう
キーパーソンを5,6人決めます。
②
その人たちに対して、
実際にどのような感情を持っていたり
どのような解釈をしているかを、
1人につき3つほど
文章を書き出します。
これは自分で認識しているので
精神セッションでは表層心理です。
③
表層心理の感情や解釈を
反転させたり裏返した、
意味やニュアンスとなる
言葉に書き換えます。
深層心理の文章は
出来るだけたくさん書きます。
参考資料は見やすいように
3個だけにしていますが、
実際の精神セッションでは、
最低でも5個以上が目標です。
このような手順で
ジレンマ考察をおこなうことで、
深層心理にある二律背反としての、
矛盾したり、相反する感情や解釈を
言語化することが出来ます。
深層心理は、
自分でも思っていないこと、
認識していなく
無自覚なことですので、
文章化して読んでみた時に、
「全然思ったことないです。」
「それは初めての感情ですね。」
「まさか!そんな訳ありえない!」
こんなふうに思ったとしたら、
実はそれこそが
深層心理で思っていることになります。
少し複雑ですが、
ご理解いただけたでしょうか?
次のメタファー考察は
また明日解説します。
それでは!
ー品川隼人
