From:品川隼人
昨日は、ツーショットで写っている
うつみさとる医師が考案した、
精神セッションの中の、
メタファー考察を解説しました。
今日はその次の
アダルトチルドレン像です。
ことわざに”三つ子の魂百まで”
というものがありますが、
これは幼いころの性格は、
年を重ねても変わらない
ということを表しています。
この考え方は
すでに脳科学の世界でも
解明されていて、
上の画像の
スキャモンの発育曲線は、
脳や脊髄、感覚器などの神経系が、
生まれてから6歳頃までの
早い段階で発達が完了し、
それ以降は緩やかに成熟していく
ということを表しています。
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5.アダルトチルドレン像
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このアダルトチルドレン像も
似たような考え方で、
元々は、アルコール依存症・アル中の
親の元で育った子どもは、
他者に対して、
自己破壊的な奉仕精神を
持つ傾向にあるということが
提言されました。
そこから次第に
アル中の親に限らず、
虐待や暴力、性暴力をするような
機能不全家族のもとで育ち、
親や育ての親との関係の中で、
幼少期に何かしらのトラウマを
抱えたと考えられる人の全てを、
アダルトチルドレンと
定義するようになりました。

本来、健全な家庭環境とは
子どもにとって、
“安全な基地であること、
それが無条件に約束されて
いること”が必要です。
つまり、両親や育ての親に、
無条件に甘えたり、愛されたり、
抱きしめられたり、
ワガママを言えるということです。
それらが満たされていれば、
子ども達は自らの「自己」を
充分に発達・発育させることができます。
しかし、肉体的精神的を問わず、
両親や祖父母など周囲からの、
侵入・支配・叱責・苦痛・
虐待・性的虐待・過干渉・
無関心・理不尽・不条理などによって、
本来約束されたはずの「安全な基地」が
ないことを感じ取る事で、
副産物としてACが生み出されます。
そうして意思決定や価値判断の
9割を占める深層心理が構築され、
生涯に渡って多大な影響を
及ぼす様になるんです。
0歳0日目の純真無垢な姿から
徐々に破壊的な奉仕精神を
身に付けていき、
最終的に病気やトラブルを
発現してしまいます。
そして、その性格傾向を
9つに分類したのが
アダルトチルドレン像で、
幼少期に家族の中で
演じ続けてきた偽りの自分、
取り繕った仮面像を表しています。
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<9つのアダルトチルドレン像>
①ヒーロー:スター役の子ども
②プリンス:王子•お姫様役の子ども
③スケープゴート:悪者役の子ども
④ピエロ:道化役の子ども
⑤プラケーター:慰め役の子ども
⑥イネイブラー:支え役・世話役の子ども
⑦リトルナース:おせっかい役の子ども
⑧ロストワン:いない役の子ども
⑨ロンリー:独りぼっち役の子ども
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この9タイプの細かな解説は
文字数の関係で省略しますが、
人間誰しもが、単一ではなく
異なった割合で複数のタイプを
持ち合わせているのも特徴です。
そして、無意識的に
アダルトチルドレン像を
満たそうとする行動を、
取ってしまうというのも
面白いところかと思います。
詳しく知りたいという方は
うつみ医師の著書、
『心の絶対法則』に
詳細が書かれているので、
ぜひ読んでみてください!
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それでは!
ー品川隼人